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デノン プロダクトレビュー

デノンが蓄積してきた技術とノウハウの集大成

DVD-A1XV

DVD-A1XV

¥420,000(税込)

レポート/山之内 正

デノンが蓄積してきた技術とノウハウの集大成


昨年登場したAVアンプのフラグシップ機AVC-A1XVに続き、ユニバーサルプレーヤーの最上位モデルが発売された。デノンが蓄積してきた技術とノウハウを集大成した力作だけに、発売前から大きな注目を集めていた待望の製品である。

まず注目すべきは、従来機とは一線を画す画質へのこだわりの深さだろう。画質を左右する映像エンジンとして各社がいま最も重視しているIP変換回路とスケーリング回路に、それぞれ世界最先端のデバイスを投入し、デノンの独自技術と組み合わせて、一歩踏み込んだ映像表現に挑戦したのである。特にシリコンオプティクス社とデノンが共同開発したIP変換回路は、画質改善に大きく貢献している。映像出力は質感を吟味しつくしたコンポーネント出力に加え、DVIとHDMI両デジタル出力を装備し、しかも同時出力にも対応する。

音声回路の基本設計は、デジタルインターフェースの充実に加え、SACD/CDプレーヤーのフラグシップ機DCD-SA1で好評を得たAdvanced AL24 Processingを積むなど、さすがに磐石の備えである。

DVDの映像は、曖昧さを排してディテールを果敢に描き出す解像感の高さと、特にデジタル接続で見せるノイズと無縁の透明なタッチに強い印象を受けた。デジタル接続ではプロジェクターのパネル解像度に合わせた720p出力を選び、スルー表示で投影することをお薦めする。肌のキメまでフォーカスがぴたりと合う、DVDとは思えない質感表現に圧倒されるはずだ。明るい部分の階調の余裕にも、既存モデルとの表現力の差が明らかだ。暗部階調のなめらかさとあいまって、ダイナミックレンジの広さが際立ち、ハイライト部にも立体感がそなわっている。

本機のサウンドは、映像から受ける緻密な印象と同様、密度の高さとディテール描写力の余裕が持ち味である。映画では環境音のリアリティが非常に高く、シーンによっては映像以上にものをいう。SACDのマルチチャンネル音源は、空間の大きさと、深く伸びる開放的な低音の質感に、ハイエンド機ならではのゆとりが感じられた。

映像、音声ともに、ユニバーサルプレーヤーの基準を新たに作り変える製品として、高く評価したい。
DVD-A1XV 本機の背面端子部。
【SPEC】
【SPEC】●ビデオ関連端子:HDMI端子1、DVI-D端子1、コンポーネント出力2(RCA,BNC)、D2映像出力1、コンポジット出力2、S2映像出力2 ●オーディオ関連端子:光デジタル出力1、同軸デジタル出力1、DENON LINK1、IEEE1394端子2、アナログ音声出力(L/R)1、5.1chチャンネル音声出力端子1系統 ●SN比:125dB ●全高調波歪率:0.0008% ●ダイナミックレンジ:112dB ●消費電力:77W(待機時約1W) ●最大外形寸法:434W×170H×432Dmm ●質量:19kg ●問い合わせ先:(株)デノン 03-6731-5540
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