デノン プロダクトレビュー
映像・音楽ともにデジタルの特性を活かした表現力を持つ
ユニバーサルプレーヤー
DVD-2910
¥94,290(税込)
レポート/吉田伊織
映像・音楽ともにデジタルの特性を活かした表現力を持つ
型番からいうと同時期発売のユニバーサルプレーヤー「DVD-3910」の下位機ということになるのだが、これは「姉妹機」というべき内容になっている。主たるデバイスや出力端子類が共通しているうえ、価格と性能や機能は3910に劣らない程にすこぶる高い。
たとえば映像系では、デジタル出力端子が2種装備されている。HDMIとDVIである。またこのHDMIが、マルチチャンネルオーディオのデジタル伝送に対応している。2種類の端子があると、変換アダプターや両端が異なる端子のケーブルを手に入れる必要がないので使いやすい。3RCA型のコンポーネント端子、D2端子も装備している。
プログレッシブコンバーターやビデオエンコーダーについても、上位機と同じものを搭載。音声系のDACはバーブラウンのPCM1791を使用。AL24は採用していない。この辺で上位機との差はあるのだが、音声系以外の不要な回路を切る「ピュアダイレクトモード」が搭載されている。また2チャンネル専用のアナログ出力端子を装備するなど、音質への配慮は相当なものだ。
映像は高い解像感と色の純度を達成している。細部の彫琢は上位機に譲るが、輪郭補整はほどほどにとどめている。HDMI接続では切れ味良好。メニューで「エンハンスド」設定として黒をスカッと沈めて観ると、明るい鮮明感が得られるのがわかる。デジタルならではの解像感に見合った画調を志向しているのかもしれない。アナログ出力の音は、上位機と違って明快志向の音像表現が印象的だ。同軸ではなかなか軽快で音場が明瞭。

本機の背面パネル

【SPEC】
【SPEC】●映像端子:HDMI端子×1、DVI-D端子×1、コンポーネント出力端子×1、D2映像出力端子×1系統、コンポジット端子×1、S2映像出力端子×1系統 ●音声端子:光デジタル出力端子×1、同軸デジタル出力端子×1、アナログ音声出力端子(L/R)×1、5.1chチャンネル音声出力端子(FL/FR/C/SL/SR/SW)×1 ●消費電力:24W(待機時約1W) ●外形寸法:434W×101H×322Dmm ●質量:5.5kg ●問い合わせ先:(株)デノン 宣伝部
TEL/03-3837-8915