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スーパーアニール処理OFC採用の 良質エントリーモデル XLRオーディオケーブル XR-1000 ![]() ¥19,950(1.0mペア・税込) [製品データベース] 【SPEC】●導体:OFC無酸素銅 スーパーアニール処理 ●構造:2芯シールド ●外径:8.0Φmm ●被覆:PVC+ポリエステル編組シース ●ケーブル長さ:0.7m/1.0m/1.5m |
家庭のオーディオは長くアンバランス伝送が主流だった。機器間の接続を長く引き回すことがなく、外来ノイズに対して録音現場のように神経質になる必要がなかったためである。メーカー間のピン配列のローカリティの問題(2番HOT/3番HOT)もバランス伝送が敬遠された一因だった。しかし、近年増えつつあるフルバランス回路搭載機器で、一気通貫した場合の精緻な音質と音場表現を一度耳にしたら「やっぱり、バランスにすべきなのか…」と心が動くのが人情というものである。家庭内のノイズ事情が複雑に悪化しつつあることも考えないといけない。 その一方、RCAピン端子のアンバラケーブルの方が発売されている製品の種類も多く、材質や構造に基づく音質の違いを活かして、システム全体の再生音を追い込んでいける利があった。バランス伝送が次第に存在感を高めている今、XLRバランスケーブルの良質なエントリークラスの製品として現れたのが本機である。サエクのバランスケーブルは上級機にXR-4000、XR-2000があり、両者が6N-OFCとPCOCC-Aのハイブリッド構造であるのに対しXR-1000は、OFC無酸素銅を導体に選択し「スーパーアニール」(焼きなまし)処理を施した、アプローチを別にする製品である。スーパーアニールは導体の分子構造の組成を緻密化すると同時に、機械的な歪を取り除き、伝送時のストレスが消え自然で色付きのない音質をもたらす。 今回、音元出版試聴室にて、リファレンスシステムとしてアキュフェーズのプリアンプ「C-2401」、パワーアンプ「P-7100」間をXR-1000で接続し、別記のSACD/CDを試聴した。すると本機のコンセプトが鮮明に聴こえてきた。 定位感が厳密化するのはバランス伝送の長所だが、XR-1000の場合、LR間中央領域の密度が濃く音像が立体的に奥行き深く描写される。しかも神経質な描写でなく、コパチンスカヤのヴァイオリンのソロ演奏が奏でる音像の高さ、大きさに安定感があるから、演奏の技巧が見えてくる。音質も変に神経質にならず、若手らしい元気さと自然ななめらかさがある。下山静香のピアノ独奏の場合、サエクの製品らしい透明感が魅力で、ホールトーンを活かしたオフマイク録音でも音の芯が明瞭に解像され耳にピーンと届いてくる。 ポップスのディスクは映画『NINE』のサントラCDを聴いたが、マリオン・コティアールの声の地肌に触れているようでしばし陶然とさせられる。厳密さと自然さのバランス、性能対価格比という点でXR-1000は最右翼であり、バランス接続入門に恰好の優れた製品である。 ■試聴ディスク:コパチンスカヤ/ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調(エイベックス AVCL25478)、下山静香/アルベニス・ピアノ名曲集(N&F MF22803)、『NINE』オリジナル・サウンドトラック(ユニバーサル UICF1123) (大橋伸太郎) |
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新開発のキャノンプラグを搭載 抑制の効いたサウンドに激変する XLRオーディオケーブル XR-4000 ¥OPEN(予想実売価格65,100円前後・1.2mペア) [製品データベース] 【SPEC】●導体:6N+PCOCC-A ●構造:2芯シールド ●外径:9.0Φmm ●被覆:特殊柔軟ハロゲンフリーシース+カーボン含浸ポリウレタン編組チューブ ●ケーブル長さ:0.7m/1.2m/1.5m |
07年末に発売されたサエクの高級インターコネクトケーブルSL-4000はRCAタイプのみだったが、このたびXLRモデルが追加された。まず概要からざっと見返してみよう。導体は中心部に6N-OFC、周辺部にPCOCC-A素材が配合されている。バランスの良い再生音を持つ6N-OFCの美点を生かしながら、表皮効果で外周部を流れる高域信号のために解像度の高いPCOCC-Aを配することで、双方の導体の良さを両立することができているという。2芯シールドで、シールドは銅箔と編み組線の二重構造となっている。絶縁体はエネルギーロスの少ない発泡ポリエチレン、シースは振動抑制効果に優れた特殊素材の上にカーボン含浸ポリウレタン編み組チューブがかぶせられている。プラグは燐青銅削り出しロジウムメッキの接点を持つ新開発のものが採用されている。 試聴は自宅で行った。リファレンスのスタジオ用XLRケーブルから交換した途端、音量感が変わらないのに全体のざわつきが劇的に減少し、抑制の効いたサウンドに変身した。情報量が大幅に増していることは一聴して分かる。聴き始めは低域の量感が少なめかなと思ったが、これはあまりにも余分な膨らみのないソリッドな質感だからそう錯覚しただけだった。実に素晴らしいケーブルである。 (炭山アキラ) |
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インパクトのある音声再現 新素材配合の2シリーズが登場 RCAオーディオケーブル SL-4000 0.7mペア→¥58,800、1.2mペア→¥61,950、1.5mペア→¥65,100 [製品データベース] 【SPEC】<SL-4000>●導体:6N-OFC+PCOCC-A(中心部に6N、外周部にPCOCC-A) ●構造:2芯シールド ●外径:φ9.0mm ●被覆:特殊柔軟ハロゲンフリーシース+編組FLポリエステルチューブ |
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RCAオーディオケーブル SL-2000 0.7mペア→¥29,400、1.2mペア→¥32,550、1.5mペア→¥34,6500 [製品データベース] 【SPEC】<SL-2000>●導体:6N-OFC+PCOCC-A ●構造:2芯シールド ●外径:φ7.8mm ●被覆:特殊柔軟ハロゲンフリーシース |
6N銅を軸にPCOCC-A導体を組み合わせたハイブリッド、2芯シールド構造のRCAケーブルがサエクから2種類デビュー。絶縁体はポリエチレンの発泡で誘電率を低減電気特性の改善で広帯域化。シールドは銅箔と編組による二重シールド。シースにはハロゲンフリー素材。2種類は共通したケーブルを使用して、RCAプラグ、仕上げに違いを加えたバリエーションとなっている。SL-4000はプラグにロジウムメッキ、コレクトチャック構造の高級品を採用、ポリエステルの編みチューブ仕上げ。透明で厚く明確に音を構成、適度な緊迫感があり厚く締まるピュアな音が特色になり、気品のあるクオリティを備えた魅力がある。高速なレスポンス、静寂で明瞭、明確、冴えた音質、陰影コントラストが高く、はっとするようなインパクトのある音が得られる。 SL-2000は金メッキコレクトチャックプラグを採用、ポリエステルの編みチューブを省略したもので、基本的なクオリティの高さを継承しながら、雰囲気はまろやかにウォームなふくらみを備え、おだやかなトーンバランスを特色としている。明晰な精度の高さは4000。2000はボーカル帯域の質が高く柔軟な音質に特色。十分な低音のボリューム、硬質感が発生しない。 (福田雅光) |
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中核モデルにハイブリッド導体を採用 |
サエクの中級モデルSL-1803IIに大幅な改良を加え、バージョンアップさせたRCAオーディオケーブル。導体は中心部に6N銅、外周部にPCOCC-Aを配置したハイブリッド仕様。これに銅箔、OFC編組を施した2層シールドによる同軸構造となっている。 プラグは金メッキで、コレクトチャック式ではないが装着性がスムーズで、高級感がある。絶縁体は静電容量を低く抑え、高域特性の改善効果がある発砲ポリエチレンを採用。シースはダークブルー色の柔軟ハロゲンフリー素材で、ケーブル外径は直径7.6mmの仕上がりだ。 音質は滑らかで柔らかくピュアに澄みきる美しい芸術性を基調として、硬質感のない優美なトーンに魅力がある。透明で柔らかなクオリティの高い質感が、声楽のニュアンスを素晴らしいフィーリングで楽しませる。 明晰な分解力を主体に、引き締まる音を狙うには最適ではないが、ボーカル、室内楽、ピアノ曲などまろやかで低歪み、きれいな響きが得られるサウンドは、気品ある音質を表現して魅了させる。レンジを広げ、柔軟な低域の音質、澄みきった音場空間の広がりなど、特にクラシック系のプログラムに含まれるアコースティックな響き、情報の再現性は見逃せない。 (福田雅光) |
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プラグ部に新たな機構 |
このラインケーブルは30周年を期し、サエクのノウハウを注入して作りあげたまったくの新種。まずピンプラグからユニークだ。RCAピンスリットもないし、コレクトチャックとも違う。これは正確な固定保持とスムーズな抜き差し感を両立させたツイン・スプリング・バイトと呼ぶ新機構。3030が初の採用となる。 さらに導体構造はハイブリッドで、6Nの高純度銅とOFC高純度無酸素紫銅線の撚より合わせで、シールドも厳重な3層構成だ。注目すべきは金属メッシュの外被と、ケーブルの途中に装備したR・レゾネーターだろう。このフレックスアラミド被覆は、細い銅の編み線にコーティングをかけたモノフィラメント構造をとるのだが、電磁波のシールド力がケタ違いだ。黒いレゾネーターは振動対策である。振動モーメントの関係から出力側3分の1のところに装着。これも綿密な計算と試聴によるものだろう。 効果は劇的だ。電磁パルス的なノイズ、アコースティックな振動による諸々の弊害から解き放された雑味感のない音。きわめつけのS/Nの深さを実感する。むせ返るような情報の高まりや、響きの純度もケタ違いだ。単に音が澄みきるだけでなく、ボーカルやソロ楽器などの微細なニュアンスがゾっとするリアルさで浮き上がったのだ。タイトでダルなところのない低域レスポンスもみごとなもの。レンジも文句なしにワイド。定位はあくまで精密、かつカチっとした実像感をもつ。このサウンドの構築と彫りの深い表現力が、管弦楽やジャズプレイの感動を倍加する。ケーブル性能の向上が音楽的なパフォーマンスに昇華する好例だ。新しい時代のサエクサウンド予感させる。 (林 正儀) |
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